アイスクリーム、美味しいですよね!四毒抜きとは縁遠いこの食べ物ですがグルテンフリーだけしたい方や植物油だけ抜きたい方は割と選択肢があります。ちなみに私はアトピーなので小麦粉は絶対に抜きたいです。
四毒の内、砂糖と乳製品はメインの材料なのでまあしょうがないとして、植物油脂と小麦粉だけは入ってないのを選びたいです。小麦粉はモナカやコーン、クッキーアンドクリームのクッキー、ビスケットなどに入っているのでまずそういうのが入っているものは選ばないことです。31に行っても容器は必ずカップにしましょう。人工甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース)も避けます。
アイスクリームを選ぶ時の判断材料
パッケージに書かれていることで何が使われているかを全て判断します。
- アイスクリームの種類別
- 添加物
- 甘味料が砂糖や水あめ。人工甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース)は避ける。
- 国産の材料使用
- アレルギー表示に小麦粉がないもの
日本アイスクリーム協会さんの「パッケージには、どんなことが書かれているの?」のページや
日本乳業協会さんの「アイスクリームの表示はどのように定められていますか?」のページが大変参考になりますのでもっと知りたいと思った方は見てみてください。
アイスクリームの「種類別」とは
アイスクリームには種類別という項目があり、乳成分の含有量で種類が分けられます。ここの欄に何の脂肪分かっていうのが書いてあるので植物油脂が入ってるかどうかの判断材料になります。
- アイスクリーム:乳固形分が15.0%以上(そのうち乳脂肪分が8.0%以上含まれるもの)で、植物性油脂を添加することはできません
- アイスミルク:乳固形分が10.0%以上 (そのうち乳脂肪分が3.0%以上含まれるもの)で、植物性油脂が使われることがあります。(かなりの確率で、植物性油脂が入っている)
- ラクトアイス:乳固形分3.0%以上で、植物性油脂が使われることがあります。(かなりの確率で、植物性油脂が入っている)
- 氷菓:乳固形分が3.0%未満のものでかき氷などです。(植物性油脂が使われている確率が低いです)
植物油脂を使っているラクトアイスの方が値段が安い傾向にあります。
「種類別アイスクリーム」のものはアイスクリーム自体には植物油脂は入っていません。氷菓も入っている確率が少ないです。しかしクッキーアンドクリームのクッキーやトッピングのチョコなどは植物油脂や小麦粉が入っていますので注意が必要です。
実物を見てみる(森永乳業のMOW/モウ)
実際のアイスのパッケージで見てみましょう。例として「森永乳業さんのMOW」のバニラと抹茶味で見てみます。


まず1枚目の写真パッケージのおもて面を見ていきましょう。
バニラの方は種類別アイスクリームです。そして国産生クリーム使用と書いてあります。
抹茶の方は種類別アイスミルクです
以上の情報が分かります。
次は裏面。種類別の下に脂肪分の割合が表記されています。抹茶の方はここに植物性脂肪4.0%と書かれているので植物油脂が入っていることがわかります。アイスミルクなので入っていますよね。抹茶の方は原材料にも植物油脂と表記されています。
人口甘味料はどちらも入っていません。
添加物は「/(スラッシュと読む)」の後に書いてあるものですが両方とも香料を使用していることがわかります。乳化剤、安定剤、着色料は使っていません。
アレルギー表記に小麦粉は入っていません。
バニラの方です「国産生クリーム使用」と書いてありますが裏面を見ると「乳製品(国内製造、ニュージーランド製造)」とありますので生クリームは国産のものを使っているがその他の乳製品は外国産なのかなと予測ができます。つまり外国産の乳製品も混じっています。「乳製品」表示は牛乳や生乳以外のクリーム、バター、全粉乳、全脂練乳などです。
このおもての国産生クリーム使用表記は紛らわしいですね・・・。
こういう表記をおもても裏も、よーーく見ることで目的の四毒や添加物をチェックしてアイスクリームを選んでみてください。
アイスクリームによく入っている添加物
あとは添加物の表示もよくみてなるべく添加物がないものを選びたいですよね。
アイスクリームによく入っている添加物は、安定剤、乳化剤、香料、着色料です。
- 安定剤:アイスクリームの場合、増粘安定剤のことで食感や口溶けが滑らかになるようにする。もっと詳しく知りたい方は太陽科学株式会社さんのアイスクリームにおける増粘安定剤の役割が参考になります。
- 乳化剤:乳化剤は絶対にに混ざらない、水と油を混ざるようにするために入れるものです。まあ洗剤(界面活性剤の食品に使って良いバージョン)みたいなものです。
- 香料:香を付けます。バニラビーンズとか自然なものでやってほしいところです。
- 着色料:赤色何号とか、黄色何号、青色何号とかは発がん性があったりアレルギーを誘発すると言われています。
私が選ぶアイスクリーム商品
グリコ牧場しぼり


パッケージのおもて面からわかる情報として、両方の味で、種類別はアイスクリーム、アレルギー表示に小麦粉はありません。そして国産の生乳を使用しています。これだけ拘っているのにお値段が安い!130円くらい。この値段でなぜこれが実現できるのか疑問です。良いものを提供してくださってるのに疑い深くてすみません。
裏面の原材料表示からわかる情報として食品添加物が入っていません。
ミルク味(青色の方):植物油脂は入ってなさそうです
ミルクカカオ味(茶色の方):原材料に植物油脂はありませんがカカオマスが入っているためカカオ脂肪分が3,8%含まれます。カカオの脂肪分は植物の油なので抜きたい方は避けましょう。
人工甘味料は入っていません。
あとキャラメル味もありますが私がキャラメル味嫌いなので買ってません。
製品情報はグリコさんのこちらのページをチェックしてみてください。乳製品(クリーム、バター、全粉乳、全脂練乳など)・卵黄も国産だそうです(公式パージより)。
井村屋あずきバー
かの有名な井村屋のあずきバーです。あずきバーの公式ページもご覧になってください。ここでは普通のスタンダードあずきバーの内容を書いています。あずきバーミルクやあずきバー抹茶の話はしておりません。


種類別:氷菓。原材料:砂糖(国内製造)、小豆、水あめ、食塩、以上。
アレルギー表記:特定原材料を使用しておりません・特定原材料に準ずるものを使用しておりません
添加物なし。四毒の内、乳製品、小麦粉、植物油脂使用なし。
人工甘味料なし。最強のアイスかもしれません。
しかし!唯一砂糖がメチャクチャ入っているのがわかります。原材料表示の一番最初が「砂糖」だからです。原材料名は、使用した原材料を全て重量順に表示するのが原則です。なので小豆よりも砂糖が多いんですねー。
そこだけ気をつけて糖尿病とかになると美味しいもの食べられなくなるので大量摂取は控えて楽しんでください。
オハヨー乳業昔なつかしアイスクリン



オハヨー乳業さんの「昔なつかしアイスクリン」。原材料のところ撮りたかったが、丸まっているためうまく撮れず。公式ページから内容を拝借する。

種類別はラクトアイス。成分を見ると植物脂肪は入っていない。原材料で一番多く使われている生乳は国産。人工甘味料なし。アレルギー情報(公式サイト)に小麦粉なし。添加物は香料を使用。プリンの風味がしてさっぱりしていて美味しいです。
以上、スーパー行ったらアイスのパッケージを色々みて比較的安全そうな、自分にあったお気に入りアイスを見つけてください。
おまけ(有名どころ31はどうなのか)
31(サーティワン/外国ではバスキンアンドロビンス)さんのアイスはどうなの??
31公式の「フレーバー成分規格情報」に種類別や原材料や添加物をまとめてくれています。
これをみたらまあ結構な添加物や着色料が含まれていることがわかります。
人工甘味料は使用していないようなのでそこは評価できます。
アレルギー情報は31公式ページのフレーバーから知ることができますので小麦粉避けたい方はチェック。ワッフルコーン、シュガーコーン共に小麦粉、植物油脂使用ですのでカップを選びましょう。
小麦だけ抜きの人なら結構食べられるものがあると思います。